パリのアパルトマン

しえる 

2010年07月14日 02:17

フランスでの買付けのとき、3日間はパリ在住のメグさんという女性に
アテンドをお願いしています。
つまり、通訳兼買付けのお手伝いなど、もろもろをサポートしてくれる方です。

メグさんはまだ30歳ですが、パリに住んでもう10年になるとか。
ファッション関係のお店に詳しいので、出張時の強~い味方です。

そのメグさんにちょっと用事があって先日メールを出したのですが、
返信文に「アパートを出ようと思う。」、と書かれているのを見て、
今年2月に行ったときのトンデモナイ状況を思い出しました。



画像は、前回宿泊したホテルのベランダから撮ったもの。
パリ中心街の建物は、条例により厳しく規制されていて、高いビルは建てられません。
ほとんどが5~6階建てです。しかも古い!

1階がブティックやカフェなどのお店になっており、2階以上がアパート(仏語でアパルトマン)
になっています。
右の建物も2階以上がオフィスのように見えますが、アパルトマンです。
確信を持って言うのはなぜかって?
私、ベランダのこの椅子に座って、ときどき正面のお部屋を覗いていましたから。(笑)

画像にも見えますが、屋根裏部屋のある建物も多く、天井が斜めになったこの部屋は、
アパートでもホテルでも部屋代はお安いようですよ。
でも、エレベーターの有無を確認してから借りないと、とんでもないことになりますが。。。



今年の買付けの2日目、用事があってメグさんのアパルトマンへ立ち寄ることになりました。
マダム・バベットのアパルトマンには何回かお邪魔したことがあり、
築230年という、古~い建物の住まいに感動したものですが、
メグさんのアパルトマンも100年くらいは経っていそうな、ステキな建物です。

漆喰壁も木のドアもきれいに塗り直されていますが、窓の下には古い手洗い場?の痕跡が。
古い建物は床がタイルなんですよね。
急な階段をエッチラオッチラと登り、5階のメグさんのお部屋へ向います。



途中で発見! コレ、何だかわかりますか?
「スイッチでしょ!?」
そうです。廊下の照明のスイッチです。

が、普通のスイッチではありません。
薄暗い電気がポッと点いたと思ったら、20秒でプツンと消えてしまうスイッチです。
なので、1フロア上がるごとにこのスイッチを押さないと、暗闇の中を手探りで
階段を上がるはめになります。

上の画像のホテルの廊下もこのスイッチでしたので、最初はエレベーターを待つ間や
部屋の出入りにまごついては、しょっちゅう暗闇に取り残されたものです。



ゼーゼー言いながら、ようやく5階のメグさんの部屋に到着!
どれどれ、どんなお部屋かしら と、期待に胸を弾ませながら、
ドアの隙間からそっと中を覗いて見ると、
エ"~~~ッ!!!  
と思わず驚きの声が。。。         この続きはまた後日。






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