フランス買付け記 プロヴァンスの街と美味しいもの

しえる 

2013年09月25日 02:58

昨日の続きです。蚤の市やマルシェで買った物を一旦ホテルに置いた後は、
マダムの車でアンティークショップなど、市内の古物店を回ります。
マダムは50代半ばでしょうか。気さくでとってもいい方です。それにとってもオシャレ!


おぉ~!マダムの車が新車になっている!しかも、プリウスだ!
「このプリウスはオートマチックなのよ。」とちょっと自慢げなマダム。

そう。フランスの車はほとんどがマニュアル車で、オートマは珍しいのです。
しかもこのプリウス、電気とガソリンの切り替えができるのだとか。日本にもあるの?

車と言えば、通訳兼アテンドをしてくれているメグさん。
パリに住んで14年になるのですが、運転免許を持っていないので、今取得中だとか。

でも、こちらには教習所や自動車学校など無くて、いきなり路上だそうですよ!
助手席にもブレーキの付いた車を借りて練習するのは同じですが、そこに座るのは
免許を持っている友達でもいいんですって。

教官込みで車を借りることもできるけど、すごく高いらしい。
学科は学科で試験があるそうですが、実技は自分で練習して試験に受かればいい
というわけですか。。。所変われば免許制度も変わるものですね~。


地中海沿岸のプロヴァンス地方は、夏になるとたくさんの観光客がバカンスに訪れます。
こんな観光客用の車?も走っています。


移動販売車もカラフルで可愛い~。
飲物を売る店だったと思います。


円形競技場横の坂を喘ぎながら登っていて、空のあまりの美しさに立ち止まってしまいました。
ほんとに、どこまでもどこまでも青く澄んでいて、吸い込まれてしまいそう。。。


歩いていて、素敵なカフェを見つけました!
古びた建物の壁の色、ドアのブルー、イスとテーブルの茶色にアイアンの黒、そして
無造作に伸びた木のグリーンがバランスよく調和して、この感じ、大好きです!


昨年2月にも足を運んだ、アンティークショップ。
寒い時だったからドアが閉まっていたけど、夏はこんなオープンな店に。
冬には無かったツタもこんなに下がって、とってもいい感じです。

今回はお皿と布物を少し買いました。
で、オーナーのマダムはどこに?と探していたら、カメラを構える私のすぐ後ろに
テーブルとイスを出して、家族とお茶を飲みながらマッタリしていました。
いいな~。こんな商売!私もしたいわ~。


アルルでの夕食は、いつもホテル近くの店に適当に入るのですが、今回はマダムに
聞いて、お勧めの店に行ってみました。

観光客が行きそうもない住宅街の中、アコーディオンを弾きながら歌う声が聞こえてきて、
何やら素敵そう。夜9時を過ぎているのに、人でいっぱい!


まずは前菜とビール。竹のマットにビールが倒れそうでハラハラ。。。
私の前菜は・・・何かのパテだったような。。。密封容器が可愛くて忘れてしまいました。


メグさんの前菜はカタツムリ、ではなくてエスカルゴ。
トマト味というところがプロヴァンス風なんでしょうか。


私のメインは、ビーフステーキ。ムフッ
お昼はサンドイッチとサラダだけですからね。これくらい食べないと!


メグさんは鴨肉のロースト。こちらもなかなか美味しそう。
パリではめったに食べないフランス料理も、地方に来るとテイクアウトの店もないし、
レストランに入って食べるしかありません。2時間もかかるからほんとはイヤなんですが。

回りを見ると、ワインを飲みながらゆったりと食事をする老夫婦や、チーズを食べながら
お喋りに興じる若いカップルなど、みんな本当に食べることを楽しんでいる、という感じがします。
既に時計は11時近いのですが。

こんな時間まで飲み食いしているから、太った人が多いのかな~などと思いながら、
夜道をホテルへ戻るのでした。
昼間の疲れもあり、この日は早々にバタンキューとベッドに

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