フランス買い付け記・最終日

しえる 

2010年06月15日 02:47

昨日のブログをご覧になった方が、さっそくキッチンクロスを買いに来て下さいました。
ありがとうございました。

「フランス買い付け記、見ましたよ。たいへんそうですね。」と言われ、
「そうだ!まだ最終日が残っていたわ!」
と思い出し、唐突ですが、今日からまた2~3回に分けて掲載することにします。
出発時間までプチ観光をしましたので、今日はその話しです。

2月1日(月)にパリに入って7日目、いよいよ帰国です。
前日までに買ってきた物を再度パッキンし直すために、朝3時に起きました。



朝8時、出勤する車の音が聞こえ始めたので、ホテルの窓から下を覗いてパチリ。
この日の日の出は8:15。ようやく東の空が明るくなってきたところです。
冬のパリは夜が長~い。

みなさん暗闇の中を職場に向って歩いています。
車出勤の方も、ライトを煌々とつけて走っています。
「さぁ、今日も仕事だ!」って、ヤル気満々になりますかねぇ~。

チェックアウトの12時になってようやく荷造りが終わり、ギリギリセーフ。   
ヤマトで送る大きな段ボール、スーツケース、機内持込みのキャリーバッグが各一つづつ。
最後にそれぞれの重さを、身体を使って計測する。これは慣例の儀式です。

ヤマトの国際宅急便は25kgまでしか送れませんし、スーツケースも25kgを越えると、
1kg当たり1万円くらいとられてしまうのです。
段ボールはヨイショっと両手で持ち上げて、歩くことができれば25kgはないはず。
スーツケースは片手で持って、歩くことができれば30kgはないはず。

経験上、これが一つの目安なんですが、段ボールはおそらくO.Kだろう、
スーツケースはちょっと重いけど、28kgくらいかな。
前回は3kgオーバーでもおまけしてくれたから、ま、いいか!
と、軽くいなして出発前の儀式は終了。

ところが、この「ま、いいか!」のせいで、数時間後に悲惨な思いをすることになろうとは、
この時は知る由もありませんでした。

空港行きシャトルバスの予約時間は16:45でしたので、
この大荷物とこれまた重いリュックを一人で2階から1階まで3往復して運び、
ホテルに預けたまま、プチ観光をすることにしました。
ちなみに、2階はエレベーターがないので、階段です。階段!



真っ先に向ったのはメトロで2つ目の駅から歩いて10分ほどの所にある「ピカソ美術館」
オシャレな雑貨屋やカフェ、ブティックなどが多いマレ地区にあるので、
よく前を通っては、いつか入ってみたい、と思っていました。
しかも、日曜日は入場料がタダ、という話です。

門が立派ですねぇ~。
が、押してもビクともしません。
他に入口もないし、臨時休館かしら~と思っていると、
写真に写っている近所の人らしいおじさんが、何やら我々観光客に大声で説明を始めました。

でもねぇ~。フランス語だし。わかりません
ふと、門の横を見ると紙が貼り出してあるじゃないですか。



英語なので、中学生レベルの英会話能力しかない私には???でしたが、
それでも単語を拾い読みしたところ、

 ピカソ美術館は、建物のリノベーションのため、8月24日から2012年まで休館します。
 その間、代表作は各国の展覧会に行くことになります。


ってことでしょうか?eikaiwaさん
3年間お休みですか~ これから行く方、お気をつけ下さいね。



仕方なく、次の目的に向って歩き出しました。
パリの街には、所々に小さな公園があるのですが、このように石造りの卓球台があることが多く、
子供達の恰好の遊び場になっています。

こうしてテクテク歩いて向った先は・・・。次回に続く

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