3月にアメリカからやってきたフィードサックの生地、プリントものがほとんどでしたが、
4枚だけフィードサックそのものという、品名やメーカー名の入った生地がありました。
3枚は既に売れてしまいましたが、その中の1枚を買って下さったお客様が、ベストを
作ったとおっしゃって、作ったものを着て見せに来て下さいました。
※フィードサックと言うのは、1900年代初頭、アメリカで家畜の飼料や小麦粉、砂糖などを
入れるために作った綿素材の袋のこと。
その袋を開いて服を作ったりパッチワークに使ったりする人が増えたため、1930年代に
なって可愛いプリントで飼料などの袋を作るようになったそうです。
そのプリントのフィードサックは、今ではヴィンテージとして人気があり、なかなか手に
入らないとか。
フィードサックの生地は、開いた状態で102×95cmの大きさでした。
カウボーイ印の飼料が入っていた袋でしょうか。
背中にプリント持ってきて、ベストを作られました。
何回も水をくぐり、色褪せた感じのプリントがとても素敵です。
バイアス布でトリミングしたポケットも付いていますよ。
正面スタイルのポイントになっていますね。
左脇部分は布が足りなかったので、よく似た色の生地を探してはぎ合わせたそうです。
とってもきれいにできていて、エッ、これがあのフィードサック?!
とビックリしてしまいました。
ちなみにネックレスも、シエルでお買い上げいただいたガラスのペンダントトップと
皮ひもを組み合わせたものです。
元の生地はこんな感じでした。
フィードサックの詳しい説明もありますので、良かったらご覧下さい。
もう1枚の大きなBEANSのフィードサックは、アメリカ人のMさんという男性(声だけ聞いていると
日本人かと思うくらい日本語がお上手!)が買って下さって、ドアのガラス部分の目隠しにした、
とおっしゃっていましたが、インテリアにしても素敵ですね、きっと!