浜松市中区在住の画家 武本はる根画伯の「アトリエ鑑賞会」のお知らせ

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先月の28日(日)、地元の富塚協働センターで開かれたフリマに
出店しました。10ブースくらいしかないこじんまりしたフリマです。

その参加申込日の9/19、朝早くから窓口に並びました。
私が一番だったのですが、その次に来たのは上品な老夫婦。

何となくフリマのイメージにそぐわないご夫婦なので、
「フリーマーケットは初めてですか?」とお聞きすると、

「ええ。終活なんですよ。」と、ご主人。

少し不安げな様子に、フリマの達人を自認する私は、
「ブルーシートを用意して、値段はマジックで大きく、
品物はわかりやすく。」


と、フリマの極意をアレコレ伝授。
すっかり、おせっかいおばさんと化していました。

さてフリマの当日。私が会場に着いたら、くだんの老夫婦は
私の隣のブースで、きれいに品物を並べて開始を待っていました。

高そうな椅子が¥700、新品同様のベビーチェアが¥2,000、
食器が段ボール1箱で¥800とか、メチャ安なので結構売れたようです。

片付けの時ご主人が、
「私は絵を描いているんですが、来月自宅で鑑賞会を
やりますのでぜひ見に来て下さい。」

と言って名刺をくれたので、絵画教室でもやってるのかな~。
と軽く考えていたのですが、実はこの方、すごい方だったのです。

それを知ったのは11/11のシャドーボックス教室の時でした。
フリマに行った話の中で、「こんな方が隣にいたのよ。」
と名刺を見せたら、絵画を習っているという生徒さんが、

「武本はる根?あ、この人知ってる!
展覧会で絵を見たことありますよ。
この近くで鑑賞会をやっているなら、行ってみたいわ~。」

「エッ、画家さんだったの?」と驚きながらも、古仲先生と私の3人で
急きょご自宅に伺うことにしました。

洋画家 武本はる根 自宅アトリエ

ご自宅は、富塚のSBSの電波塔のすぐ近く、小高い丘の上。
玄関横には「武本はる根 鑑賞会」の張り紙があります。

玄関を開けると、そこからは芸術の世界。
さりげなく飾ってある、使い古した絵筆が素敵です。

武本はる根 鑑賞会 富士山 油彩画

玄関ホールには富士山を描いた大きな油彩画が。

武本はる根 油彩画 富士山と白糸の滝

床の間には「富士山と白糸の滝」これもかなり大きな油彩画です。

武本はる根 古都春雪 チェコ チェスキークルムロフ城

過去9回の渡欧歴があり、ヨーロッパの古城を描いた絵もあります。
これは旧チェコスロバキアのチェスキークルムロフ城だとか。
絵のタイトルは「古都春雪」 30号の大作です。

武本はる根 パステル画 

これらはパステル画だとか。
パステルと言うと、ふわっとした淡い色を思い浮かべますが、
こんなモノトーンの静かな絵もあるんだ、と見入ってしまいました。

武本はる根 絵画展 油彩画 パステル画

上3枚の大きな絵は原画ですが、こちらはプリントしたものです。
ヨーロッパのお城の絵ですが、おそらく販売用でしょう。
お聞きしたら、35,000~50,000円くらいだそうです。

武本はる根画伯 アトリエ

武本画伯とおきれいな奥様。

普段は人を入れない、という2階のアトリエも見せて頂きました。
初めて見る本物の画家のアトリエに興味シンシン。

たくさんの絵筆だけでなく、ペンチやナイフのような工具まで!
今描いている絵もすごいですね。その迫力に圧倒されました。

武本はる根画伯は、大阪出身ですが富士山に行きやすいからと
浜松に居を移して18年になるそうです。

20代のころ病気で入院し、そのとき病床の窓から山麓風景を
眺めている内に、内から突き上げてくる思いに絵心を掻き立てられ
健康の回復と共に来る日も来る日も描き続け、ある日気がつけば
風景画家の道を歩み始めていた、と画家一筋に生きて来られたとか。

プロフィールを拝見すると、三越や高島屋、大丸など大手百貨店や
画廊での個展だけでなく、二紀展での入賞や美術館での買上げなど
とても実績のある方なのです。

去年、浜松の遠鉄百貨店で開催された「特集作家展」にも出品
されたとかで、絵が掲載されたチラシを見せていただいたら、
20号の作品に118万円の値段が付いていましたびっくり

美術年間という本には画家のランキング、つまり1号当たりの
値段の高い順に名前が掲載されていますが、武本画伯の名前は
割と前の方に大きな字で載っていました。

地元にこんなスゴイ画家さんがいたなんて、と正直びっくりしました。
芸術には無縁な私ですが、拝見した絵もほんとうに素晴らしく、
引き込まれるような迫力に圧倒されました。

鑑賞会は無料で、どなたでも見せて頂けますので、
ご興味のある方は、ぜひご覧になって下さい。

会期は変則的で11/9(金)から始まっているのですが、金・土・日・月
のみですので、今日以降ですと、次の4日間だけとなります。

【武本はる根 第1回 アトリエ鑑賞会】
途上の「会心の作」30号~80号6作、パステルプリント作品
※プリント作品は即売します。

◆日時: 11月23日(金)~26日(月)
      11:00~17:00


◆場所: 浜松市中区富塚町1221-102 (自宅アトリエ)
      TEL/ 053-475-8883

◆アクセス:JR浜松駅前バス乗り場、14番線「せいれい回り
     鶴見富塚じゅんかん」19番目の丸山団地下車。徒歩3分
     住宅街ですので、お電話して道順はお聞き下さい。

明日も武本画伯の絵のご紹介をします。



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