フランス買付け記14 パリのメトロは優しくないけどパリの人は優しい。

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フランス買付け記14 パリのメトロは優しくないけどパリの人は優しい。

フランス買い付け記、一昨日の続きです。
ベルギー国境近くの町からTGVで、パリの北駅に戻ったのは17:15。

北駅はパリで最も利用者の多い駅だとか。
19世紀中頃に完成したと言うこの駅舎、重厚で素敵です。

大量の戦利品を抱え、北駅からモンパルナスのホテルに戻るまでが大変だったこと!
乗り換えの駅で3~4回階段の上り下りをしたのですが、片手には20キロのスーツケース、
反対側の肩には15キロのボストンバッグ。そして5キロはあろうかと言うショルダーバッグ。

北駅は主要駅だからエスカレーターがあるのですが、メトロのほとんどの駅には
エスカレーターもエレベーターも無いのです。

フランスでの不便さは何回も書きましたが、これだけの都会の地下鉄に階段しかない
のが不思議でなりません。足の悪い人やお年寄りはどうしているんでしょうね~。
健康弱者に優しくない。旅行者にも優しくない!

でもね。フランスの人は優しいのです。
肩で息をしながら、恨めしそうな顔をして階段を見上げていると、「▲〇#◇▼$*」
と言いながら、サッと私のスーツケースを持ってくれる人がいるのです。
モンパルナス駅に着くまでに、男女合わせて3人の方が手助けしてくれました。Mercy!

最初は「もしかしたら、かっぱらい?」と警戒したのですが、
こんな重い荷物を持って逃げたら、すぐ追いつかれますよね。ニコニコ

フランス買付け記14 パリのメトロは優しくないけどパリの人は優しい。

2日前と同じホテル、のはずが姉妹店の方に行ってくれと言われ、500mほど離れた
同じ系列のホテルに泊まることになりました。
夜中の2時まで営業している迷惑なカフェとはおさらばだわ、と内心ホッとしたものです。

フロントの横を覗くと、中庭に面した素敵な食堂が見えました。
フランス最後の2泊はこのホテルなので、ここで朝食をとったら気持ちいいだろうな~、

と妄想だけして、しっかり者の私は、パンとヨーグルトを買ってきて部屋で食べるのでした。


フランス買付け記14 パリのメトロは優しくないけどパリの人は優しい。

まぁ、大した部屋ではありませんが、この辺りで1泊¥15,000ではこんなものでしょう。
大きなベッドが2つくっついたツインだし、エアコンはあるし!
(パリでは★★★でもエアコンが無いことが多いのです。)

それに、冷蔵庫にはカギが掛かってないし!これで今夜は冷たいビールが飲めるゾ、
と、日本から持ち込みのビールをちゃっかり入れておきました。


フランス買付け記14 パリのメトロは優しくないけどパリの人は優しい。

中庭に面した部屋なので、静かに寝られそうです。
まじかにモンパルナスタワーが見えます。

パリの町は1ブロックごとに口の字型をしていますので、こうした中庭があるのです。
表は通りに面して華やかな顔をしている店も、一歩裏に入るとシモタヤ風。

荷物を部屋に置いたところで、恵理子さんとはお別れ。
今夜中には帰りたい、とロワールの自宅に帰っていきました。


フランス買付け記14 パリのメトロは優しくないけどパリの人は優しい。

買い付けは楽しいのですが、買った物をどうやって日本に持ち帰るかが
問題なんですよね。

疲れた体にムチ打って、この日に買った物をぜ~んぶ広げてみました。
前日買った物は昨夜ホテルで梱包しましたので、ベッドの向こうにあります。

運送会社から送る物、スーツケースに入れて貨物室に預ける物、手荷物として機内に
持ち込む物、と分類して1点ずつプチプチで包む作業が私を待っています。

運送会社から送る物はリストが必要なので、マステに品名と価格を書いて、包んだ
品物に貼って。

と、やらなくてはいけないことを考えていたら面倒になってきて、この日は一旦ベッドから
下して翌朝やることにしました。

ここでくじけたせいで、翌日の予定がすっかり狂ってしまい、あとで後悔することに
なるとは思いもせず、ビールを飲んでさっさとベッドの中に・・・。

帰国前のパリでの2日間のことはまたあした。
観光名所は出てきませんが、もしお時間がありましたらまたご覧になって下さい。


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