シエルの奮闘記

お盆休み前に、やっとフランスのアンティークドレスをお店に並べました。

ほとんどがゆったりしたワンピースやブラウスなんですが、1枚だけあったボディコンシャスなドレス。
黒地に赤の花柄が個性的です。

これを気に入って購入してくださったお客様、細身の方だったんですが、試着したところ
「小さくて着られない！」
何と、このドレス、5号サイズくらいだったんです。

そこでお直しやさんに出して、大リフォーム。

両脇に黒のサテン地をはめ込んで幅出しをすればいい、と簡単に考えたのですが、胸のフリルはほどいて均等に入れ直し、腰のペプラムも大きくしたウエストサイズに合わせて広げてと、かなりたいへんな作業のようでした。

元々はストラップのないベアトップでしたので、脇線をきれいに見せるため、両脇にはボーン（昔は鯨の骨を使いました）も入っています。

商品代よりお直し代の方がかかってしまいましたが、お客様のサイズにフィットしたステキなドレスに仕上がりました。
とても喜んで下さって、今度お友達の結婚式に着ていきたい！とおっしゃっていました。

アンティークの服は、レディスの他、子供用、メンズと50着ほど揃っていますのでご興味のある方は是非いらして下さい。