シエルの奮闘記

【パリのレンタル自転車】
パリ着いて2日目の夜、ガイドさん2人とホテルでおしゃべりしていた時のことです。

｢お店を見て回るのに、レンタル自転車があれば便利なんだけど、どこか借りられる所ってある？」
と聞くと、
「ありますよ！」
と言うじゃないですか

パリの街の渋滞も相当なものです。
それを緩和するために、昨年7月にVelib（ヴェリブ）というレンタル自転車システムができたとか。
街のあちこちにサイクル・ステーションが作られ、1500ヶ所近くのポイントに、2万台近くの自転車が設置されているのです。1ヶ所に30台ほどの自転車が置かれているわけですね。

料金は格安で、1日1ユーロ（￥160）の登録料を払えば、30分以内なら無料。
つまり30分以内に次のステーションで乗り換えれば、24Hずっとタダで乗れるのです。
追加料金は30分ごとに1～4ユーロと増えていくのですが、2時間借りても12ユーロ
（￥2000弱）位なので、安いもんだわっ！と借りることにしました。

300mおきくらいにステーションがあり、ホテルのすぐ横にもあると言うので、さっそく下見かたがたメグさんから借り方を教えてもらうことにしました。

自転車は全部お揃いでシルバーグレイのちょっとハードなデザイン。
（ほんとはママチャリが良かったんですが・・・・）
でも、カッコイイし、これで私も明日はパリっ子だわっ！
とワクワクしながら説明を聞きました。

ステーションには上の画像にあるポストのような機械があるだけで、当然無人です。
但し、ポストの画面はもちろんフランス語（英語も選べます）。

操作方法　1．キーボード②を押して、まず登録。
　　　　　　　2．再度キーボード②を押して1日利用か7日利用か選ぶ。
　　　　　　　3．Ticket velib①を押すと1日利用券が出てくる。
　　　　　　　4．カードsuiteVを押す。
　　　　　　　5．コンディションなんとかで⑤を押し、次の画面でVを押す。
　　　　　　　6．自分のクレジットカードを入れ、4桁の暗証番号を入力。

ここまで聞いてもうギブアップ！
この先も2回くらいボタン操作をしてやっと自転車の鍵が外れます。フッ～～～。。。

30分説明を聞いて、その間に借りていく人の操作を横目で見てもサッパリわからず（画面の文字が読めないのですから！）結局あきらめることにしました。

それに、パリの自転車は車と同じ交通ルールなので、車道を走らないといけないし、つかまると90ユーロ（￥15,000）の罰金。
この一方通行の多い街で地理不案内の私なんぞすぐ逆走しそうですもん。
店の前に停めておくときは、頑丈そうなワイヤーキーで街路灯にしっかりくくりつけておかないとすぐに盗まれてしまうとも聞き、やめて正解だわ！
と、自分自身にいいわけを言いながら肩を落としてホテルに・・・。

でも、くやしいので、「いつかはきっと借りてやるゾ！」と心に誓った2日目の夜でした。