シエルの奮闘記

帰国を翌日に控えた、フランス出張6日目の夜。
パリのホテルの部屋は戦場と化します。

前回の記事でベッドの上の荷物をお見せしましたが、
あれはほんの一部。カメラを引いて撮ると・・・



こ～んなにあります。
段ボールは、必要とする日の2日前に頼めば配達してくれますが、
その時点ではどのくらいの商品量になるのかわかりませんので、
とりあえず一番大きい段ボールを１枚発注しておきます。

が、その1箱とスーツケース2個＋手荷物のキャリーバッグに、
これだけの荷物が入るのか？

と、不安に思いつつ、夜10時から作業開始！
蚤の市で買った時、とりあえずはプチプチにくるんであるのですが、
一旦ほどいて再度、新聞紙でくるみその上からプチプチで包みます。

マステで留め、メモ帳を見ながら№と品名、値段を書いておきます。
宅配便で送るとき、伝票に品名と値段、数量を書く必要があるのです。

床に座り込んで作業するのですが、前日転んで擦りむいた膝が痛くて
膝がつけないから、作業効率の悪いことと言ったら！

スーツケースに詰める時には膝をつかない訳にはいかないので、
ホテルのタオルを両膝に巻いて、ガムテープで留めて包帯替わり（笑）

明け方2時間だけ寝て、再び作業に没頭。
翌日の昼前、掃除のおばさんにドアをトントンされながらも、
12時ジャスト、荷造り完了！急いで部屋を出ました。



が、苦難はまだ続き、25kgの段ボール、23kgのスーツケース2個、
15kgの手荷物を、あの階段下のエレベーターまで運ばなくては

全ての荷物を1Fに下すのに、階段とエレベーターを何往復したことか。
パリ到着日の高速道路ストから始まって、転倒、しょぼいホテル、
最終日の荷おろし、と過去最低の出張でした。

そして案の定、商品が入り切らなかったので、荷物はホテルに預け
ピラミッド駅の〇マト運輸に持ち込みました。

そこで小さな段ボール一箱作ったら、もう3時半。
「ワッ、時間がない！」と慌てて次の仕入れに向かいました。



いつものボタン屋さん。
手芸材料もいっぱいあって、ここに来るとワクワクします。

でも、卸会社なので5:15終業なんです。1時間しかなかったので
じっくり買うことができず、いつもより買った量は少な目・・・ｶﾞｯｶﾘ

パリに来たらどうしても買って帰りたいのが、モノプリのエコバッグ。
前日行った、オペラ座近くのモノプリには無かったので、ボタン屋から
ホテルに向かう途中にあるモノプリをネットで、探してみました。




MONOPRIX、セバストポル店。
前日行ったエマの近くで、規模の大きい店だろうと予測しては
いましたが、歴史的建造物の堂々たる建物でした。
とてもスーパーとは思えませんね。

時は既に19時。23：20発の深夜便とは言え、20時には空港に
着いていたいので、もうアセル、アセル！

5台並んだそれぞれのレジの上に置かれたエコバッグを、
グワシッ！とつかんではカゴに入れ、ついでにお土産のチョコを
ポイポイカゴに入れ、ダッシュでホテルに戻るのでした。

「終わったぁ～！」と安堵したものの、この最後の買物が空港で
悲劇を招くことになろうとは、このとき夢にも思いませんでした。

続きはまた明日。
最終回です。空港での悲劇とは？