フランス買付け記5 ロワール地方の洞窟と、北アフリカ料理クスクス

カテゴリー │フランス出張

続きを『まだかまだか』と待っている方も多い、と言う噂は全く聞きませんが、
1週間ぶりにフランス買い付け記の続編をつづっていきます。

写真が多いのでつい長くなってしまうこの買付け記、まだフランス滞在2日目の午後です。
ランチを食べたあと、思ったほど安くはなかったブロカント巡りを5軒でやめて、
恵理子さんの住んでいる村の隣町とやらに向かいました。


フランス買付け記5 ロワール地方の洞窟と、北アフリカ料理クスクス

町の名前は聞きそびれました。いずれにしても、ちょっとうらぶれたフランスの田舎町、
という風情です。歩いている人もあまりいません。


フランス買付け記5 ロワール地方の洞窟と、北アフリカ料理クスクス

「この店、アンティークが安いんですよ。」と言って連れて来てくれた店。
が、ドアが開かない!中の電気も消えているし、どうやら休みらしい・・・・ガーン


フランス買付け記5 ロワール地方の洞窟と、北アフリカ料理クスクス


フランス買付け記5 ロワール地方の洞窟と、北アフリカ料理クスクス

ウィンドー越しに見ると、確かにパリの蚤の市よりかなり安いのです。
「アッ、あのフレーム、セールになってる!欲しいな~。アッ、あれもいいな~!」

買えないとなると、何が何でも手に入れたくなるものです。
せっかくここまで来たのに・・・とガッカリしていたのですが、恵理子さんが看板に
書かれた電話番号にTELすると、携帯につながって、

「今日は用事があって休みにしているんだけど、ちょうど今、店に戻ったよ。
少しだけなら店を開けてもいいよ。」

と、オーナーのおじさんから嬉しい返事が。ラッキー、ラッキー!ちょき


フランス買付け記5 ロワール地方の洞窟と、北アフリカ料理クスクス

店のすぐ右側に白い車が止まって、おじさんが店を開けてくれましたので、
そこから30分くらいの間にすごい勢いで買い物をしました。

絵画のフレーム、C&Sやお皿、ビスクドール(顔が陶器の人形)などかなり大人買い。
なかなかいいものがお手頃価格で手に入り、ロワールまで来たかいがありました。

車と家の間、奥の山のふもとに、洞窟があるのですが(バックミラーで見えませんね。)
同じような洞窟が家と家の間にたくさんありました。

カーヴと言って、ワインを貯蔵したり物置に使ったりする洞窟なんだとか。
中には人が住んでいるカーヴもあると言うから驚きです。
最初見たときには、防空壕かと思いましたよ。(笑)

帰国後調べたら、ロワール地方の山は岩山なので、このカーヴとやらがあちこちにあり
ワインの貯蔵はもちろん、カフェとして使われている所もあるそうです。


フランス買付け記5 ロワール地方の洞窟と、北アフリカ料理クスクス

もう一軒、ヴィンテージの店があると言うので、やってきたのがこちら。
アンティークと言うより、フィフティーズと言った感じでレトロモダンな家具やアートが多く
ここではワイヤーのバスケットを一つだけ購入。


フランス買付け記5 ロワール地方の洞窟と、北アフリカ料理クスクス

この店の車が可愛かったので記念撮影。
フランスのブロカント(アンティークショップ)はだいたいこんなワゴン車を持っています。

ここでこの日の買い付けは終了。恵理子さんの車にアンティークを目一杯詰めて
民宿に戻ったのが18時。


フランス買付け記5 ロワール地方の洞窟と、北アフリカ料理クスクス

この日ゲットした物は、その日の内にきちんと梱包して、翌日のパリ行きに備えます。
これで購入した商品の半分。もう1枚の画像は、9/6に現地からブログアップしています。

この当たりでは食事をする店などありませんので、恵理子さんが民宿の前のカフェバーに
クスクスのテイクアウトを頼んでくれました。


フランス買付け記5 ロワール地方の洞窟と、北アフリカ料理クスクス

夜8時ごろ、カフェバーにクスクスを取りに行きました。
他に行く所がないので、夜9時ごろまでみんなこの店で飲んだり食べたり、賑やかです。


フランス買付け記5 ロワール地方の洞窟と、北アフリカ料理クスクス

部屋持ち帰ったクスクス。ちょっと、見た目がイマイチですが(笑)
浜松にもクスクスを出すお店が何軒かあるようですが、食べたことのある方って
少ないのではないでしょうか。

クスクスは、北アフリカからやってきた料理ですが、アルジェリアやモロッコなどからの
移民が多いフランスでは、今や国民食と言ってもいいほどの人気料理なんですよ。
学校給食や会社の食堂でもお馴染みのメニューだとか。

どんな料理かと言うと、デュラム小麦粉を使ったそぼろ状の一種のパスタで、
その上に野菜や肉、スープなどをかけて食べるのです。

パスタと言っても、1mmくらいの粒状なので、私は最初見たとき、
これは何だ?稗(ひえ)かアワか?と思ったほど(笑)

なので、この上に乗っている茶色いものではなく、その下に敷かれたごはん
みたいなものがクスクスなんです。

数年前、パリで食べたクスクスはスープがかかっていてスパイシーで、とても美味しかった
のですが、この日食べたクスクスはちょっと甘くて、途中でギブアップ。ごめんなさい。

クスクスを食べたあとはひたすら買った物を梱包し、ノートや領収書の整理をしていたら、
あっという間に夜中の2時。買い付けも楽しいですが、買ったあとが大変です。

翌日はル・マンの街に出て買物し、そのままパリに入ることになっています。
ルマンの街の話はまた明日。




同じカテゴリー(フランス出張)の記事

 
この記事へのコメント
パリ市内のブロカントはもう観光者目的で手が出ないですよね!
雑誌に載ったお店などはビックリの高値で!
少し郊外に足を延ばすと
価格もお宝も、ともに嬉しいのはアメリカでも同じですね~

クスクスはラタトューユとの相性が抜群かと!
帰って来て作っても、あの味が出ないのは
全てが違うからなんでしょうね。。。

船便、1週間~10日後位には届きますよ^。^
Posted by プルーン at 2014年10月04日 10:00
☆ プルーンさま

円安も手伝って、今年は去年以上に高いな~と思いました。
パリで買ったのはワンピースとカギと陶器のボウルと古切手だけ。
日本人のバイヤーがたくさん来ていますが、よくこんな高い所で
買うなぁ~、と感心してしまいます。

クスクスを作ったんですか?粉を練ったり何かと面倒そうですよね。
ちなみに私が食べたのはトウモロコシの粉で作ったものですって。

到着、思ったより早いんですね。
楽しみだわぁ~(^.^)/~~~
Posted by しえるしえる at 2014年10月04日 17:15
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
フランス買付け記5 ロワール地方の洞窟と、北アフリカ料理クスクス
    コメント(2)