東京に引っ越した実家のお墓は 目黒不動尊近くの室内墓「ひかり陵苑」

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先週の東京出張では、ギフトショーや取引先の他にもう一つ
行ったところがあります。

それは、実家のお墓。

昨年6月、東京暮らしの長い弟から「実家のお墓を東京に移したい」
と言う話があって、7月末には新しいお墓の方にお骨を移しました。

弟の子供達も東京生まれだし、浜松には他に親戚もありませんから
仕方ないのですが、ちょっと寂しい・・・。

今までは車で20分の所にあったのでちょくちょく行けたのですが、
これからはめったに行けそうもありません。

室内墓 ひかり陵苑 目黒不動尊子院

弟に連れられ、蒲田駅から東急多摩川線に乗り、多摩川で目黒線に
乗り換え「不動前」駅下車、歩くこと10分で着きました。
目黒不動尊までは徒歩2~3分です。

グリーンの車体が可愛かった目蒲線がなくなり、多摩川線と目黒線の
2つに別れていたのにもビックリしました。東京は変化が目まぐるしい。

「臥龍山 安養院 ひかり陵苑」
ロッカー式のお墓、と以前言いましたが、「室内墓」とか「納骨堂」
とか言うらしい。普通のお墓が一戸建てなら、こちらはマンション、
と言ったところでしょうか。

東京では最近こういう形のお墓が急速に増えているそうです。
経営母体は自治体や宗教法人に限られているのですが、こちらは
目黒不動尊の子院である「安養院」が運営していますので、お寺の中にあります。

安養院 室内墓 屋内墓 永代供養

お墓に囲まれた参道を行くと、立派な5階建ての建物が!
この左では、まだ新しい建物の建設中でした。

安養院 本堂 寝釈迦像 葬儀

まずは館内見学と言うことで、5階の本堂へ。
煌びやかな装飾にビックリです。ここでは葬儀も執り行われるそう。

中央にはご本尊の「寝釈迦像」が祀られ、以前テレビで見た、
味気ないビルの中のお墓、ではないことに少し安堵しました。

室内墓 参拝室 お墓 

3階が参拝室になっています。
扉の前で弟がカードをかざすとサーッとドアが開いて、
青白い光に包まれた、不思議な空間が広がります。

よくよく見ると、正面には黄金の仏像が飾られ、左右には鳳凰が
彫られた半透明のアクリルボードが6個ずつ並んでいました。

あっけに取られていると、すぐ右のアクリルボードで区切られた
ブースの扉が音もなく開き、忽然と現れたのがお墓。

ひかり陵苑 納骨堂 厨子

墓石ではなく「墓碑」と言うらしいのですが、黒御影石の立派なものです。
中央には実家の名前と家紋が彫られ、雰囲気はお墓そのもの。

生花も飾られていますが、火気厳禁ということでお線香の代わりに
電気式の焼香台が置かれています。初めて見ましたが、お香を
つまんでパラパラッと置くと、一瞬火が付いたように赤くなるの。

家紋の入った黒い部分は、実際には奥行のあるボックスの正面で、
「お厨子」と呼ばれる骨壺入れになっているらしい。

そのお厨子には骨壺が8個収納できるのですが、実家のお墓には
母、祖母、曾祖母と3つのお骨しかありませんでしたので余裕です。
なぜか女3代の分だけ・・・。女系家族か?

父は養子だし、祖母は結婚しなかったのか離婚したのかどうか
わかりませんが、子供の頃から祖父のことは話題になったことがない。

曾祖母も祖母の実の親なので、どうして男気がないのか今となっては
ナゾですが、とにかく女3代直系です。
父はまだ健在ですが、きっとここには入りたくないだろうな~。

ひかり陵苑 納骨堂 鳳凰の絵

などと思いながらお参りを済ませると、見事な鳳凰の描かれた扉が
スッと閉まりました。

弟が入口でカードをかざして、ほんの1~2分で墓碑が現れましたが、
墓碑は固定で、厨子の部分だけが入れ替わるシステムらしい。
なんだか立体駐車場の出庫みたいですね~。

ちなみにこのお墓で105万円。年間護持会費が18,000円かかります。
浜松でも墓地と墓石を用意すると100万円ではすみませんから、
東京では郊外まで行くことを考えると、安いのかも知れません。

1階にもう少し安い85万のタイプもありますが、どちらも永代供養料、
戒名、銘板彫りすべて込みだし、後継ぎがいなくても安心です。

骨壺が9個目になるとお厨子から出して、寺院内の共同墓地に
葬られる、と言うのがちょっと気になりましたが、普通のお墓でも
いっぱいになればそうなんでしょうね。考えるのはやめました。

ここは目黒駅からなら目黒線で1駅、タクシーでも10分なので
便利な場所ですが、今度行けるのは9月の東京出張の時かしら。
だんだん実家との絆も遠くなっていきます。



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東京に引っ越した実家のお墓は 目黒不動尊近くの室内墓「ひかり陵苑」
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